
こんにちは、ハシオです。
このブログを読んでくださっている方の中には、「一刻も早く大金を稼いでFIREしたい!」と思っている方も多いかと思います。
しかし、これから紹介するやり方は、大金を稼ぐどころか、あなたを借金漬けにしてしまうかもしれない方法なので、絶対にやめましょう。

ここまで、①信用取引、②暗号資産取引の危険性について紹介しました。
最後に紹介するのは、ギャンブルの危険性についてです。
③ ギャンブル
競馬、競輪、競艇………世の中には、いろんなギャンブルがあります。
なかには、違法なオンラインカジノやスポーツ賭博、賭け麻雀、賭けゴルフなどもあります(違法な賭け事は、絶対にダメです!)。

「ギャンブルなんてやらないし、そもそも投資じゃないじゃん!」という方は、この先を読まなくても大丈夫です。
しかし、ギャンブルで身を滅ぼす人は意外と多いです。
多くの皆さんの頭に思い浮かんだのは、とある通訳のお方ではないでしょうか?
https://www.asahi.com/articles/ASS3R34J4S3RUHBI00G.html?msockid=057d073b8ec8635d21ce15ea8f3a62d5
同氏は、メジャーリーガー大谷翔平選手の専属通訳として活躍し、通訳としての高い能力や大谷選手への公私にわたるサポートなどから、世間からも一通訳としては異例の人気がある人物でした。
しかし、2024年3月、違法なスポーツ賭博に関与した上、賭博で生じた負債の返済のため大谷選手の銀行口座から約26億円を不正に引き出したとして、ロサンゼルス・ドジャースを解雇され、刑事訴追されました。

私も大谷選手と同通訳の大ファンだったので、解雇報道を聞いたときはとてもショックでした。
もう一人名前を挙げると、2011年、当時大王製紙会長だった方は、海外カジノで被った巨額の借金返済と更なる賭け金のために、子会社7社から合計約85億円を不正に借り入れたとして辞任しました。その後、同氏は特別背任容疑で逮捕され、懲役4年の実刑判決を受け、収監されました。
https://www.nikkei.com/article/DGXNASDG10010_Q2A011C1000000
最近では、複数の芸人やプロ野球選手が海外のオンラインカジノで賭博した容疑で書類送検されています。
なぜ、社会的影響力が大きい人物が、立場を考えず、このような事件を起こしてしまうのでしょうか?
それは、おそらく「楽しい」からだと思います。
ギャンブルではビギナーズラックといって初心者がいきなり大勝ちしてしまうことがあります。このとき、その人の脳内では、「報酬系」と呼ばれる脳の回路からドーパミンという快楽物質が大量に放出されます。そして、人はこの感覚を求め、ギャンブルを繰り返したくなるのです。ところが、何度もギャンブルを繰り返していると、脳は次第に慣れてきてしまい(神経順応)、ドーパミンがあまり放出されなくなります。すると、今度はより強い刺激を求めて、より大きなお金を賭けたくなってしまいます。
私も、友人とのつきあいで、人生で一度だけ、競馬場へ行ったことがあります。

そのとき、「これは絶対ハマるな」と感じました。
もともと「分析」、「統計」、「確率」という言葉が大好きな私は、1週間前からネットで情報を収集し、枠順や騎手との相性、馬場の状態などを調べまくっていました。
勝ち負け以前に、分析という行為が楽しくて、私の脳からはドーパミンが出まくっていたのだと思います。
それ以来、どんなに誘われても、二度と競馬には行っていません。

なお、競艇にも行ったことがありますが、なぜか競艇には全くハマりませんでした…
では、大勝ちしなければギャンブル依存症にならないかというと、そんなことはありません。
ギャンブルで負けが大きくなると、今度は、過去の損失を取り戻したくなり、さらにお金を注ぎこみたくなります。これを心理学で「コンコルド効果」といいます。
ちなみに、私と競馬に行った友人は、その日、大穴を当てて80万円も勝ったのですが、私が「気持ちよく勝てたんだし、これを機に足を洗ったら?」と勧めたところ、「これまでにいったいいくら負けたと思ってるんだよ?まだまだこれから取り返す」と言っていました。

結局、勝っても負けてもやめられなくなってしまうということですね…
ギャンブル好きの中には、「ギャンブルは趣味で、投資とは別。投資は真面目にやるから大丈夫」と思う人もいるかもしれません。
しかし、脳内でドーパミンが出まくっている人は、地道にインデックス投資をしてもすぐにはお金が増えないので、つい信用取引などハイリスクの投機に手を出したくなります。
また、ギャンブル依存症の人は、手をつけてはいけないお金に手をつけたくなるので、きっと投資に充てていたお金を取り崩すことになるでしょう。
ギャンブルに溺れるのは不真面目な人と思う方も多いかもしれませんが、決してそうとは限りません。
意外にも、まじめな人、知能的には賢い人でも、ギャンブル依存症に陥ってしまうことがあります。
ギャンブル依存症は、誰でも陥る可能性があるのです。

「君子危うきに近寄らず」が重要です。
さて、これまで、信用取引、暗号資産取引、ギャンブルの危険性について説明してきましたが、それでも一攫千金を狙いたくなる人がいるのは、きっと、よっぽど今の環境に不満があるのではないかと思います。
「今すぐ仕事を辞めたい」→「今すぐ大金がほしい」→「よし、ビットコインで一儲けしよう!」
という思考回路なのではないでしょうか?
こういう思考回路に陥らないためには、平常な精神状態のときから投資を始めておくことです。
ストレスが限界に達してから「お金がほしい」と思っても、手遅れです。
ストレスが限界に達したときにはいつでも辞められるように、日ごろからコツコツ投資することが大切です。
きっと「こんな仕事、いつでも辞めてやる」と腹をくくって仕事ができるようになると、不思議とストレスを溜めずに仕事ができるようになると思いますよ。
※本ブログは、個別企業について投資(又は投資しないこと)を推奨するものではありません。
投資判断は自己責任でお願いします。
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